株主・投資家のみなさまへ

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株主のみなさまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇や世界経済の下振れリスクなど、先行き不透明な状況が続いております。世界経済においても、ウクライナ情勢の長期化や世界的な金融引き締めに伴う景気減速、中国経済の先行き懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループ主力の車載分野においては、半導体不足やサプライチェーンの混乱による影響の緩和により、受注は緩やかに回復しました。 当社グループは、注力分野のパワートレイン・走行安全系向けの販売が牽引し、当第2四半期連結累計期間における連結売上高は432億16百万円(前年同四半期比5.4%の増収)となりました。 利益面につきましては、受注が緩やかに回復し、生産工場の稼働も改善しつつあるものの、未だ低調に推移したことなどの影響により、当第2四半期連結累計期間の営業利益は5億71百万円(前年同四半期比54.1%の減益)となりました。経常利益は、営業利益が減少したものの、円が対米ドルおよびタイバーツで通貨安に推移したことにより、為替差益10億29百万円を計上したため、16億77百万円(前年同四半期比8.0%の増益)となり、また、生産効率化のための構造改革による事業構造再編費用2億16百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億59百万円(前年同四半期比28.9%の減益)となりました。 当社は、2021年11月に策定した中期経営計画(2023年3月期-2027年3月期)について、2025年3月期以降の数値目標を見直しました。タイの新工場立ち上げによるCASE需要の取り込みや、新事業領域の確立などを中心に、成長加速ステージの具現化を図ることで、企業価値の最大化を目指してまいりますので、株主のみなさまにおかれましては、今後ともご理解とより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年12月

日本シイエムケイ株式会社
代表取締役社長 大澤 功