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CMK 日本シイエムケイ株式会社

社長メッセージ

第58期業績について

 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進むなど、緩やかな回復傾向が続きました。また、米国では堅調な企業業績により景気拡大が持続しており、欧州でも個人消費が緩やかに回復するなど景気回復が続きました。中国経済についても、引き続き高い成長率を維持しておりますが、米中の貿易摩擦が激化するなど、世界経済には不透明感も残りました。

 当社グループ主力の車載基板市場は、ガソリン車の電装化率上昇に加えて、安全意識の高まりによる先進運転支援システム(ADAS)の普及、環境規制強化によるPHVやEVへのシフト加速などにより、需要拡大を続けております。

 このような状況の中、当社グループでは、主力のタイ工場において生産能力3割増強のための設備投資を実施いたしました。また、中国2工場においても、車載向けビルドアップ配線板や外資系顧客向けの販売が拡大していることなどから、生産能力拡大投資を実施いたしました。

 加えて、新潟工場を中心とした生産性向上にも注力し、生産量の引き上げと収益性向上を進めてまいりました。 これらの結果、連結売上高は868億94百万円(前期比15.3%の増収)、営業利益は42億66百万円(前期比60.9%の増益)となりました。

 また、営業利益の改善により、経常利益は39億17百万円(前期比49.0%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は36億38百万円(前期比69.0%の増益)となりました。

今後の見通しについて

 当社グループが主力とする車載基板市場では、社会環境の変化と技術革新により、電子部品の需要拡大が続いております。

 具体的には、欧州を筆頭に各国で進む燃費規制の強化、先進国を中心とした人手不足・高齢化などの社会問題の拡大、消費者の快適性へのニーズの高まりといった環境変化が急速に進んでおります。

 これに対して、自動車メーカー各社は、EVやPHVなどの次世代自動車、自動ブレーキなどの先進運転支援システム(ADAS)の開発を強化しております。また、その先には自動運転車の普及も予想されており、今後インターネットを介して外部と繋がるコネクティッドカーが主流になっていくものと考えられます。

 自動車の電装化進展により、自動車1台あたりに使用されるプリント配線板は、今後ますます増加していくものと考えております。

 車載向けプリント配線板のトレンドとしましては、車載電子部品の高機能化により、高付加価値品であるビルドアップ配線板のニーズが拡大しており、プリント配線板に求められる信頼性要求が一段と高まっていくものと考えられます。

         

 このような環境の中、高付加価値、高信頼性の領域において、優位性を維持・強化するためには、従来とは別次元の高品質・高信頼性とコスト競争力が求められると考えております。

以上のことから、当社グループでは、グローバルで増大する需要に対しては、主力のタイ工場を増設し、生産能力を拡大させる予定でおります。また、競争力強化に対しては、現状をゼロベースから見直し、ものづくりとビジネスプロセスの改革に取り組んでまいります。これらの取り組みを早急に進め、さらなる収益性の向上を図ってまいります。